幼い頃繰り返し見た夢
私は夢を見ない。
ベッドに入り、目覚ましで起きる。
時々見ることはあっても、目が覚めたら忘れてる。
何か夢をみていたような気がするだけ。思い出せない。
小学生低学年のころだったか、いや、それ以前だったか、あまりにも頻繁に繰り返しみたのて、鮮明に記憶した夢がある。
そこは日本。いつの時代かわからない。
周りは広大な田んぼの中、大きなお墓が2つ、並んでたっている。周りにはお墓はない。
着物を着た幼い私が、ただただお墓にすがって泣いている。
おとうさん!おかあさん!
と言いながら泣きじゃくっている。
いつも同じ光景だった。
私は、いつもすがって泣いているだけの夢。
夢から覚めた私はいつも悲しかった。
涙を流している時もあった。
その夢は繰り返しみた。
いつも同じ光景の夢。高学年になる頃まで、くり返し繰り返しみていた。
今は見ることはないけど、あまりにも頻繁にみていたので、鮮明に脳裏に焼き付いている。
あれは、前世の記憶とでも言うのだろうか。
だとしたら、
幼くして両親を亡くした私は、その後どんな人生を送ってのだろうか。
子供は両親を選んで生まれてくると言うが、
私がこの両親を選んで生まれてきたことと、何か関係があるのだろうか。
あるワークショップに参加して、前世について聞かれた時、幼い頃繰り返し見続けた夢を思い出した。